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執筆者の写真就労移行支援ひかり

身体障害

定義

身体障害者とは、「障害者の雇用の促進等に関する法律」(昭和 35 年法律第 123号。以下「法」という。)に規定される身体障害者をいう。原則として身体障害者手帳の交付を受けている者をいうが、身体障害者手帳の交付を受けていなくても、指定医又は産業医(内部障害者の場合は指定医に限る。)の診断により確認されている者も含む。

障害の種類

視覚障害     視覚障害

聴覚言語障害   聴覚、平行機能、音声又は言語機能

肢体不自由    上肢切断、上肢機能、下肢切断、下肢機能、体幹機能、脳病変上肢機能、脳病変移動機能

内部障害     心臓機能、腎臓機能、呼吸器機能、膀胱直腸機能、小腸機能

重複障害     身体障害の重複、身体障害と精神障害の重複 

障害の程度

重度   身体障害者程度等級表の 1 級、2 級

中度   身体障害者程度等級表の 3 級、4 級

軽度   身体障害者程度等級表の 5 級、6 級

(厚生労働省より抜粋)

障害の程度として7級が存在するが、7級単独の取得では障害者手帳は交付されない。(7級に該当する障害が2つ以上重複する場合は6級とされる)

異なる等級について2つ以上の重複する障害がある場合は、障害の程度を勘案して当該等級より上位の等級とすることができる。 

身体障害者手帳 

交付対象者

身体障害者福祉法別表に掲げる身体上の障害があるもの(いずれも、一定以上で永続することが要件とされ

ている)

身体障害者手帳は一度発行されると基本的には更新がなく、生涯使用できます。つまり、障害が永続することを前提とした制度です。



身体障害者


手帳を持つことのメリット

  • 所得税・住民税の割引

   ※ 身体障害者手帳で、所得税・住民税の障害者控除が受けられる。

   ※ 支払う所得税と住民税が割引になる。

  • 医療費の割引・助成制度

   ※ 身体障害者手帳で医療費を助成する制度を、各都道府県が行っている。

   ※ (全国統一の制度ではないため、それぞれ住んでいる地域で条件が違う。)

  • JR新幹線の割引

   ※ JRの新幹線や特急が割引になるメリットがある。

   ※ 新幹線が身体障害者手帳で約3割引。(100kmを超える距離が条件)

   ※ (JR身体障害者割引は往復割引と併用不可、学生割引など他の割引と重複できない)

  • 補助金

   ※ 補助金や手当など、手帳でお金がもらえる制度がある。

  • スマホ、携帯電話料金の割引

   ※ ドコモ、au、ソフトバンクの3社とも障害者割引がある。

  • 自動車税の税金の割引

   ※ 減免になるのは、自動車税、自動車取得税、軽自動車税、この3つの税金。(自動車重量税は、減免にならない)

  • バス・タクシーの割引

   ※ 全国ほとんどのバスで、割引のメリットがある。

   ※ タクシーは全国どこでも、1割引になる。

   ※ (無料券を配布する、自治体もある)

  • l 公営住宅へ優先入居

   ※ 市営住宅、都営住宅、県営住宅へ優先的に入居できる。

  • l NHK受信料割引

   ※ 住民税が非課税の世帯では身体障害者手帳を持つ家族がいると、NHKの受信料が全額割引になる。

   ※ (NHK受信料の全額免除には、住民税非課税世帯という所得制限がある。)

  • 映画館の割引

   ※ 身体障害者手帳で、1,800円の映画が割引で1,000円になる。(全国ほとんどの映画館で、障害者割引になる。)

  • l 贈与税・相続税の割引

   ※ 贈与税の割引は、特別障害者扶養信託の制度。

   ※ 相続税の割引は、障害者控除の制度。

  • 就職・仕事

   ※ 身体障害者手帳を持っていると就職のときに、障害者の雇用枠で採用してもらえる可能性がある。

  • 郵便の割引メリット、青い鳥郵便はがき

   ※ (青い鳥郵便はがきは、身体障害者手帳の等級が、1級と2級が対象。)

  • この他にもディズニーランドで優先順番待ち、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンでは入場券のスタジオパスが半額になる、東京スカイツリーの割引などがある。

  • 身体障害者の方が少しでも周りの方に分かってもらえるためのマークがあります。身体障害に関係のあるマークを集めてみました。


➀障害者のための国際シンボルマーク:障害者が利用できる建物、施設であることを明確に表すための世界共通のシンボルマークです。

②盲人のための国際シンボルマーク:世界盲人連合で1984年に制定された盲人のための世界共通のマークです。

③身体障害者標識(身体障害者マーク):肢体不自由であることを理由に免許に条件を付されている方が運転する車に表示するマークで、マークの表示については、努力義務となっています。

④聴覚障害者標識(聴覚障害者マーク):聴覚障害であることを理由に免許に条件を付されている方が運転する車に表示するマークで、マークの表示については、義務となっています。

⑤ほじょ犬マーク:身体障害者補助犬法の啓発のためのマークです。

⑥耳マーク:聞こえが不自由なことを表すと同時に、聞こえない人・聞こえにくい人への配慮を表すマークでもあります。

⑦オストメイト用設備/オストメイト:オストメイトとは、がんなどで人工肛門・人工膀胱を造設している排泄機能に障害のある障害者のことをいいます。

⑧ハート・プラス マーク:「身体内部に障害がある人」を表しています。

⑨「白杖SOSシグナル」普及啓発シンボルマーク:白杖を頭上50cm程度に掲げてSOSのシグナルを示している視覚に障害のある人を見かけたら、進んで声をかけて支援しようという「白杖SOSシグナル」運動の普及啓発シンボルマークです。

⑩ヘルプマーク:義足や人工関節を使用している方、内部障害や難病の方、または妊娠初期の方など、外見から分からなくても援助や配慮を必要としている方々が、周囲の方に配慮を必要としていることを知らせることができるマークです(JIS規格)。

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