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  • 執筆者の写真就労移行支援ひかり

二極性障害(躁うつ病)


うつ病だと思いながらも、極端に調子がよくなって活発になる時期がある場合は、二極性障害(躁うつ病)かもしれません。

二極性障害では、ハイテンションで活動的な躁状態と、憂うつで無気力なうつ状態をくりかえします。

躁状態になると、眠らなくても活発に活動する、次々にアイデアが浮かぶ、自分が偉大な人間だと感じられる、大きな買い物やギャンブルなどで散財するといったことがみられます。

躁状態ではとても気分がよいので、本人には病気の自覚がありません。そのため、うつ状態では病院に行くのですが、躁のときには治療を受けないことがよくあります。

しかし、うつ病だけの治療では双極性障害を悪化させてしまうことがあります。

本人だけでなく、周囲の人も、日頃の様子や気分の波を見守り、躁状態に気づくことが大切です。


二極性障害

症状の特徴

【躁】

気分が高揚し普段より多弁になったり、自信に満ち溢れる、睡眠時間が極端に少なくても

元気、多弁、考えがあちこちに飛ぶ、注意散漫になる。

【うつ】

抑うつ気分や興味と喜びの喪失、活動性の減退、それによる疲れやすさの増大といった症状

【混合状態】

躁とうつが同時に存在することで単純な躁状態のときのようなハイな感覚はなく、むしろイライラや落ち着かない、不安などの不快な症状がメインである状態

双極性障害のⅠ型とⅡ型

双極性障害Ⅰ型:気分異常の明らかな期間が少なくとも1週間以上続く​

双極性障害Ⅱ型:うつ病のエピソードがあり、かつ軽躁状態が存在したことがある​

軽躁状態:躁状態までいかないレベルの躁状態が少なくとも4日以上つづくもの

 

躁症状の自己診断チェック


「軽躁状態」

人間関係、仕事関係などに支障を来たさない程度​

  • 気分がハイになる

  • 毎日が楽しい

  • エネルギッシュ

  • 活動的

  • 怒りやすい

  • 集中力に欠ける

  • 時には暴力を振るう

 
躁病の重症化

躁病が重症化すると、誇大妄想が現れるのが特徴​

医療保護入院、措置入院の手続きが必要​

収入や実績、現状が無いのに

​​

  • 「私は誰よりも偉い」

  • 「電話1本で数百人の数を呼べる」

  • 「どんな偉業も成し遂げる」

  • 毎月100万円もの散財をする

  • 家族に暴力を振るう

  • すぐにカッとして暴言や暴力を振るう

 

うつ症状の自己診断チェック


 

うつ病の初期状態

●睡眠障害

  ・睡眠過多

  ・不眠

●倦怠感

  ・普段なんとも思っていなかった行動が急に億劫になる

  ・本を読んでも活字が頭に入ってこない

  ・化粧をして外に出るのが面倒だと感じられる

●食欲不振

  ・何を食べても味が感じらない

  ・食欲がわかない

  ・砂を噛んでいるようだという訴えも見られる

うつ病の克服法

●心療内科や精神科への通院

  ・服薬等

●精神療法  (就労移行支援ひかりで実施しています)

  ・認知行動療法(自己治療ノート)

  ・対人関係療法

認知行動療法
(就労移行支援ひかりで実施しています)

「現実の受け取り方」や「ものの見方」を認知という

●認知に働きかけて、こころのストレスを軽くしていく治療法を「認知療法・認知行動療法」といいます。

●認知には、何かの出来事があったときに瞬間的にうかぶ考えやイメージがあり「自動思考」と呼ばれています。

●「自動思考」が生まれるとそれによって、いろいろ気持ちが動いたり行動が起こります。

ストレスに対して強いこころを育てるためには「自動思考」に気づいて、それに働きかけることが役立ちます。

自動思考
(就労移行支援ひかりで実施しています)

自動思考とは、何らかのストレスの出来事があった時、不快な感情と共に、パッと頭に浮かんでくる考えやイメージのこと言います。

人類すべての人に、自動思考があります。

大切な事は、プラス思考だとプラスに働きます。

マイナス思考だと-に働きます。

この自動思考には、その人の『考え方のくせ・歪み』が出ます。

自動思考がネガティブな方に偏っていると、嫌な気持ちになり、行動や身体に影響を与えます。

例えば、「相手に挨拶をしたのに、挨拶を返してくれず、目も合わなかった」という体験をした時、「あの人に嫌われているんだ」(←これが自動思考)と考えたことはありませんか?

すると、悲しい気持ちになり、その人に近づけなくなり、今度はその人を見ると、動悸がしたり、頭が痛くなったりするかもしれません。

相手は、単に考えごとをしていて、挨拶に気づかなかっただけかもしれませんが、「嫌われている」という、ネガティブに偏った考えに囚われて、否定的な自動思考を確信する悪循環にはまり込み、ストレスを感じてしまうのです。

認知行動療法では、ストレスな出来事と感情、その時の自動思考を特定し、楽になれるような新しい別の考えを導き出していきます。

自動思考の癖・習慣・パターン 
(就労移行支援ひかりで実施しています)

● 捉え方(考え方)のクセ

   人生が上手く行かない人は、上手く行かない考え方のクセ

   人生が上手く行っている人は、上手く行くための考え方のクセ

●捉え方(考え方)の習性

●捉え方(考え方)のパターン

自動思考は勝手に出てくる
(就労移行支援ひかりで改善法を実施しています)

●自己攻撃の習性  ☑「自分はなんてダメなんだろう」  ☑「こんなこともできないなんて」  ☑「みんなに嫌われてる」  ☑「みんなに迷惑をかけている」

●思い出し自己攻撃の習性  ☑失敗したことや恥をかいたこと、  ☑怒られたことなんかを  ☑何度も何度も繰り返し思いだして、  ☑味わってしまう。

●諦めの習性  ☑「どうせ上手く行かない」  ☑「どうせできない」

​●完璧主義の習性  ☑「まだまだ、ぜんぜん」  ☑「もっと上手くやらないと」 ●自己問いかけの習性  ☑「なんでできないんだろう?」  ☑「なんで上手く行かないんだろう?」 ●不安予測の習性  ☑「失敗したらどうしよう」  ☑「間違ってたらどうしよう」

自己問いかけの内容を変える
(就労移行支援ひかりで改善法を実施しています)

●「なんで上手く行かないんだろう?」

       ↓↓

●「どうやったら上手く行くだろう?」

上司に怒鳴られたとき、 「私は能力がないからだ」 「だからいつも怒られるんだ」

       ↓↓

「期待してくれているから怒られるんだ」 「次は成功させよう!」

就労移行支援ひかりでは、おひとりずつに合ったプログラムをご用意しています。

​安心してお越しください。

 

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